CSC活動事例:デザインショップまちや

各マンション管理組合から寄せられる相談内容は、居住世帯数、世代構成、築年数、運営体制などで様々ですが、まちやの関わり方を基準に見るといくつかの傾向が見えてきます。依頼内容を代表的な4つのケースに分けて紹介します。

ケース1) セミナー等の単発開催支援

「60歳代以上のシニア世代の人たちが参加してくれる企画はありませんか?」
新築マンションでもシニア世代の割合が増加傾向。コミュニティー活動にシニア世代の参加を促したいと、どのマンションでも試行錯誤されています。シニア向け企画としては、ワインセミナーやウォーキングセミナー、落語会、バスツアーなどが好評です。
「理事にあまり負担がなくて一日楽しめる活動はないでしょうか?」
コミュニティーが活発になればなるほど担当理事の負担は増える一方。ちょっとつらいな、、、と思われた時の依頼です。定員20~30人のセミナーを対象年齢を変えて3種類開催しました。
このケースの特徴は…
講師を招いて開催するセミナーは事前準備も少なく、机・椅子以外にマンションサイドで用意する備品も少ないため、比較的開催しやすいコミュニティー活動です。1セミナー当たりの参加人数は、内容にもよりますが15~30人程度。顔見知りを作るには適当な規模といえます。さらに同じ趣味の持ち主なので参加者同士の交流も活発です。

ケース2) 夏祭りやクリスマスイベントなど大きなイベントの一部分のみを支援

「夏祭りのメインイベントとしてプロ演奏家による音楽会を開催したい」
何かメインとなるイベントを開催したいが、住民だけでは手が回らないので助けて欲しい、という依頼でした。広い中庭を会場に、夕方からガーデンジャズライブを開催しました。
「たくさんの人が参加できるガーデニング系のセミナーを夏祭りの一部で実施したい」
30分ほどで制作できるカラーサンドを使った簡単寄せ植えを提案しました。カラーサンド寄せ植えは小さな子供でも制作できるので大変好評です。
「クリスマスをみんなで楽しめる音楽会を開催したい。皆で歌ったり、リズムをとれるようなもの」
会場にいるみんなで歌ったり踊ることで自然に一体感が生まれるもの。ブラジル音楽(ボサノバ、サンバ)とクリスマスをミックスした参加型コンサートを提案しました
このケースの特徴は…
夏祭りを大規模に開催する場合、食の屋台やゲームの準備・運営だけでも理事さん達にとっては大変な労力を必要とします。でも、参加者にとっては夏祭りに屋台やゲームはあって当たり前のアイテム。他のアトラクションをやりたくても実質、手が回らないのが実情です。そんな場合、まちやが対外的な交渉も必要となる音楽会やセミナーなどの開催を引き受けることで余裕をもってイベントを成功に導くことが可能です。

ケース3) 一つのイベント全体の企画運営を支援

「小学生の親子を対象に、冬ではあるけれど中庭を使って何かをやりたい」
シニア世代がコミュニティ運営の中核を担っているマンションからの依頼。自分と違う世代を対象としたイベントを企画するのは意外と難しいものです。この時は中庭でWinter Challenge Gameと称した冬の大運動会を開催しました
「運営委員が高齢者しかいないので、夏のイベントに力を貸して欲しい」
イベントの企画だけでなくマネージメントを全面的にサポートして欲しいとの依頼でした。企画、ポスター制作、準備、当日運営、片付けをFC委員と協働で実施しました。
(科学実験室、水鉄砲づくり、万華鏡作り、ジャンボかき氷、サマージャズコンサート)
このケースの特徴は…
これはケース2のような「大きなイベントの一部」ではなく全体をコーディネイトするケースです。マンションとの企画会議を数回重ねて企画案を練り上げていきます。その過程でイベントの組み立て方、準備の仕方などを覚えていただき、翌年からは自主運営にチャレンジできるところまで持っていくのがまちやのネライです。いわゆるOn-the-Job Trainingのようなもの。

ケース4) 年間を通した各種活動支援(年間契約)

「自主運営はまだ荷が重いので、引き続き年間を通じてサポートして欲しい」
マンションによってはコミュニティ活動への参加率は高くても、運営サイドで動くことのできる人材が極端に少ないケースもあります。その場合、FC理事とチームを組んで、自主運営が出来るようになるまで年間を通じて継続支援をしています
「竣工後7年目をむかえるに当たって新しいFCの形をつくっていきたい」
子ども達の成長やシニア層の増加などマンション居住者のライフタイルの変化に、コミュニティー活動も見直しを図っていく必要があります。全居住者へのコミュニティ意識調査を行い分析した上で、年間プログラム及び予算の見直しを図りました。
このケースの特徴は…
FC会費をもとにFC年間計画を作成。FCとまちやががっちりタッグを組んで1年間活動していきます。1年というスパンの中で、様々な課題の克服や新しい企画へのチャレンジなどを行えるので、非常に効果的なコミュニティ活動を展開できる。